東日本大震災の経験から学ぶ「人のため」の行動
2015-12-22

WRITER:
RM STAFF
みなさん、こんにちは。セールス本部のSachieです。
今日はリッチメディアパッセージの一つ「Design the future 未来を想像して創造する」について
お話しをさせていただきます。
岩手県には、朝日新聞や読売新聞といった全国紙を抜いて、
県内No.1シェアを誇る、「岩手日報」という新聞があります。
先日、その岩手日報社の代表取締役社長 東根 千万億(あずまね ちまお)さんのインタビューを読みとても感銘を受けました。
「突然マニュアルのない世界に放り込まれた」
まず一つ目は、東日本大震災のときに、東根さんが誓ったある言葉です。
岩手県は寛大な震災被害のあった地域であり、東根さんは当時の事を
「それまでの常識や定説がなにも役に立たない状況」であり
「突然マニュアルのない世界に放り込まれた」と語っています。
しかしそんな中でも岩手日報の記者たちは避難所を訪ね歩き、
誰がどの避難所にいるのかを紙面で迅速に紹介していきました。
その結果、平時では考えられない紙面を創り上げ、2つの企画が2011年の新聞協会賞を受賞したです。
東根さんはこの時のことを「もっとも忘れられない仕事」として語っていますが、
その裏には「千年に一度の災害なら、次に起こるのは31世紀。31世紀に記録を残す気概で」という
強い決意があったそうです。
当時のメモ帳に震える文字で書かれていたというこの言葉に、私はとても衝撃をうけました。
強い「決意」の重要性
東根さんや記者のみなさんも被災者であり、
どうなるかわからない状況にありながら、31世紀の事を考えて行動する。
31世紀ってとんでもなく先すぎるし、自分には、そんな発想はとてもできません。
ただ、未来を創るには、どんな状況に置かれても、まず「決意」をすることが必要であり
それが「”自分ため”という枠を超えて、誰か、何かのために」としたときに
爆発的な力を発揮するんだなということを強く感じました。
「他者への無関心こそが不幸のもとである」
2つ目は、東根さんがもっとも尊敬している人物マザーテレサについてです。
「彼女のフィロソフィーには、新聞人として原点が秘められているように感じます」と
インタビューで語っていましたが、
「他者への無関心こそが不幸のもとである」とするマザーテレサの哲学は
どんな仕事にも当てはまると思います。
職種は違っても、いきつくところは「人」であり、人との関わりなしに未来は創れません。
東根さんの記事を読み、未来を「決意する」ことがスタートであり
無関心にならない、「人を知る」ということが、未来のために必要不可欠なことであると感じました。
実際、今の私は目の前の仕事にあっぷあっぷしてしまう毎日ではありますが、
日本で最も愛されるコンテンツを作るという決意をし、31世紀にも語り継がれるようなサービスを作っていきたい。
そして人を知る、ということを忘れずに、みなさんと一緒に未来を創っていきたいと思います。
”人は不合理、人は不合理、非論理、利己的です。”
Zvonimir Atletic / Shutterstock.com
最後にマザーテレサの言葉を紹介して終わりたいと思います。
人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うことでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、善を行い続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で誠実であり続けなさい。
助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。けり返されるかもしれません。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
以上です。
【関連記事】