コラム

セブンカフェ成功から学ぶ、市場ニーズをとらえることの重要性

2015-01-14

RM STAFF

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RM STAFF

1年ぶりにロンドンから帰国して衝撃を受けたこと

こんにちはコーポレート編集部です。突然ですが、私は2013年初旬からロンドンへ留学をしておりまして、最近日本に帰ってきました。たった1年ほど日本から離れたわけですが、帰ってきた時に一番衝撃を受けたことがコンビニでコーヒーが買えるセブンカフェが当たり前になっていたことでした。

 

セブンカフェ自体は2013年初旬から始まっていたようですが、なぜこの1年という短い期間でここまで流通することができたのか。今回はそれをテーマにリッチメディアのパッセージの1つである[Act speedy , Adopt speedy](スピード×失敗×変化対応)と絡めてシェアをさせていただければと思います。

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セブンカフェ成功の背景にある「時間資本主義」とは?

どうしてスターバックスやマクドナルドなど、どこでもコーヒーが買えるこの時代に、セブンイレブンがコーヒー業界に参入できそして成功できたのかを紐解くと、そこには「時間資本主義」というものが関係しているとある記事で読みました。

 

「時間資本主義」というのは、簡単に言うと「時間の価値って高まっているよね」ということで、記事によると特に以下2つの価値が重要になっているということでした。

 

1. その物やサービスを使うことによって時間が短縮でき、有意義な時間が生み出される=「節約(saving)時間価値」

2. その物やサービスを利用することによって、有意義な時間が生み出される=「創造(creative)時間価値」

 

ではこれをセブンカフェの例にあてはめて考えてみましょう。

 

通常のコーヒーショップでのコーヒーの提供時間は3~4分と言われており、これはコンビニの平均滞在時間と同じらしいです。

 

そこでもしコーヒー屋さんでレジ前に人が2~3人並んでいたとしたら、コーヒー1杯だけ買いたくても、5~10分の待機を余儀なくされちゃうわけです。この時間はなんだかもったいないですよね。

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そこに目をつけたのがセブンイレブンでした。セブンイレブンが提供するセブンカフェでは、ドリップ時間はたったの40秒。混雑しがちなオフィス街であってもそこまで待たされることがないため、5~10分並んでコーヒーを買うよりも、40秒で買えるセブンカフェが選ばれる可能性は高まります。

 

なぜならば、多くの人がより短い時間でより高い価値を受け取れるものを選ぶ「時間価値」ということを強く意識するようになっているからです(もちろん買い手は時間だけでは選ぶことはしませんから、価格やコーヒーの味も含め高い価値を提供することができた、というのも成功要因なんだと思います)。

時代のニーズをとらえ、スピード感をもって変化対応することが重要

実はセブンイレブンは1980年代から2002年までのあいだに、4回もコーヒー業界に参入していました。しかし、味や、缶コーヒーの流通など、コアなファン層のみしかなく、決して万人には受け入れられなかったそうです。

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しかしながら現在では、「時間価値」に重きを置く人が増える中で、そのニーズが高まったと言えます。

 

時代のニーズをとらえスピード感をもって変化対応することで大きな成果を生む。「時間資本主義」とセブンカフェの事例からそれらを学ぶことができるのではないでしょうか?