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【前編】「モチベーションは本物の優位性になる」リンクアンドモチベーション 小笹芳央

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 小笹芳央氏。株式会社リンクアンドモチベーショングループの代表取締役会長CEO1961年に大阪で生まれ、早稲田大学を経て新卒でリクルートに入社。人事の責任者として活躍。その後、リンクアンドモチベーションを設立し、現在グループ11社の代表取締役会長として活躍。出版やテレビ出演など多数あり。

 

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リンクアンドモチベーションについて

 

小笹:私がリンクアンドモチベーションを2000年に設立して、ちょうど14年がたちます。事業内容は主に企業向けの組織や人事に関連するコンサルティングになります。社名にも入っているように、私たちは組織にとって「モチベーション」というものが非常に重要なものであると考えており、多くの企業に今いる社員のモチベーションを高めるためのコンサルティングをおこなっております。

 

また、企業以外のところで個人へ向けたコンサルティングもおこなっております。モチベーションエンジニアリングを個人に提供するBtoC事業というものです。特に教育関連領域では親和性が高いだろうということで、学習塾、社会人向けキャリアスクール、具体的には、パソコン教室アビバなど、個人が高いモチベーションでスキルアップやキャリアアップを目指すお手伝いをする、ということもやっております。

 

少し色気があるところでご紹介をすると、プロスバスケットの田臥選手が所属するリンク栃木ブレックスは、当社の100%出資の子会社で「スポーツで世の中を元気にしよう」、という試みをしております。

 

本当の優位性となる、「モチベーション」との出会い

 

小笹:1986年当時、私が所属していたリクルートという会社は、今以上にベンチャー的な色合いの強い会社でした。リクルートが成長拡大すると多くの企業が参入して真似をしてくるというような状態で、少しでも優位性をもつために、採用した社員のモチベーションアップなど組織に対する施策に強く取り組んでいました。

 

その結果、どんなに事業が真似されても、前線に立つ一人ひとりの非常に強い「あと一歩」や「あと半歩」、「顧客に満足してもらおう」、「自分が成長したい」、「いい商品をつくりたい」、といったモチベーションの高さが競合優位性をつくってきました。事業は真似されるが、モチベーションの高い集団や文化は真似できない。時間はかかりますが、モチベーションエンジニアリングを使った組織、個人づくりが本当の意味での優位性になる。それをリクルートでの事業経験から学びました。

 

坂本:僕も逆にお聞きしたい。正直、組織の方に力を入れると短期的にはうまくいかない。なぜなら「人」なのでどう育成するかのフレームワークがない。そんな中、組織に振り向けて、どれくらいのスパンでリクルートという強靭な企業ができたんですか?

 

小笹:創業者と一緒に創業したNo.2の人が組織活性、社会心理学の専門家だったので割と入社前から勢いのあるベンチャーとしてマスコミに露出していました。学生時代は、それを見て「新興宗教みたいだな(笑)」と、リクルートがあまり好きではなかった社員の目が輝きすぎてる。私は当時ちょっと冷めた人間だったので、少し引いていたのだけど、、その後実際に入社して触れみたら、一気に惚れ込んだ。

 

リクルートは社員が踊れる・弾けるという環境を通じて、創業の早い時期から組織が活性化していました。もちろん心理学的なものも応用しながら。

 

坂本:今思えば、僕の前職であるサイバーエージェントでも、そういうものがありました。

 

「良い子・強い子・元気な子」と「3ほう人材」

 

坂本:では、組織づくりにおいてどの部分に注目されたんですか?

 

小笹:一番エネルギーを使ったのは採用。8割9割が採用。上層部からも自立した人材を採りなさいと言われていた。そして入った後そういう人材に対する表彰なども取り入れていました。採用に、最もお金、エネルギーを注いだ。

 

坂本:どういう人材?キーワードなどを決めてやっていたんですか?

 

小笹:「良い子・強い子・元気な子」。自分が採用をやり始めてどこにそんな子がいるのか考え始めました。創業者は東大卒なので、東大生がほしかったんです。東大生を採る必要があるかはわからなかったですが、どれだけ東大生を採れるかが自分の実績になっていました。

 

しかしながら、商社などと人材を採り合うことになるので、東大生を採用するのは難しいリーダーになってからは、どこにどんなやつがいるのか?と、マーケティング的な観点で考えていました。

 

そんな中で自分が編み出したのが、「3ほう人材」というものです。

 

「阿呆・地方・貧乏」。(阿呆に関しては)学校の成績がそんなに優秀ではない、バイトやクラブとか恋愛とかアルバイトなどに注力している、そちらにエネルギーを注いでいる人。(地方に関しては、)当時のリクルートは新興宗教的でハードワーク企業でした。親の干渉や反対をされるのは当たり前。だったら、親元を離れて一人暮らしの学生の方がいい。(貧乏に関しては、)親が医者などの学生は採れない。これら3つのマーケティングキーワードで採用をすることで、僕は驚くべき成果を出したのです。

 

坂本:「阿呆・地方・貧乏」って、それ僕ですやん(笑)。

 

小笹:俺もそうやね。大阪から出てきて、8坪の長屋。お風呂もないし。たぶん地頭は悪くないんですけど(笑)。

 

坂本:そこが僕と違うんですね(笑)。

 

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なぜリクルートではなく、リンクアンドモチベーションを設立したのか?

 

小笹:リクルート時代は、前半7年人事、そのあと現場を経験しました。バブルが崩壊して、その時に現場の実態を見まして。当時リクルートは「求人広告」がメイン。でも企業は厳選採用でいい人材を採用することを求めていた。リクルートは広告をたくさん出してもらうのが目的なので、企業のニーズとマッチしてない。だから、「コンサルティングでお金をもらうビジネスがしたい」と思ったんです。

 

時代的には広告ではなく、企業は採用の成功を求めている。自分の成功したノウハウを提供して大手からもお金をとりたいという意地もありました。リクルートの採用マンとしての営業トークで、「うちはコンサルをやってんだよ」と言っていたが、その内容を本当に実現したかったんです。「小笹さんの言ってたこと本当だったな」って言われたいなと。そして、リクルート社内でコンサルティング部隊を立ち上げたんですが、やはり広告会社の中のコンサルでは中途半端な立ち位置となり、外からも中からも両方から「出て旗打ち出しましょう」と担がれ、独立するという流れになったわけです。

 

立ち上げ時の苦労

 

坂本:今でこそ大きな会社となっているリンクアンドモチベーションでも立ち上げの頃は苦労があったのですか?

 

小笹:リンクアンドモチベーションが立ち上げのときは、私がリクルートを出て起業したという評判もあり、多くのクライアントが集まってきてくれました。しかしながら、徐々にクライアントの数も社員の数も増えてくると、自分から他の社員や自分が育てた社員に自分のクライアントを引き継いでいかなければいけなくなっていき、その際に「小笹さんが来ないのであれば、リンクアンドモチベーションとは付き合えない」と多くのクライアントに言われ、そこでとにかく苦労をしたんです。

 

特に創業から2、3年目がそのちょうど節目で、一番苦労をしました。

 

たとえば、一億円の契約をして、自分が研修講師として入っていたクライアントから「小笹さんがこないならだめ。あんたに金払ったんだよ」と言われることもありました。苦労しましたが、2003年時点でやっと、私はすべてのプロジェクトから抜けることができました。

 

>>【後編】「自分探しをするな、自分づくりをせよ」リンクアンドモチベーション 小笹芳央 へ続く

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