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【後編】「殻を破れ!成長するには”ノーガード戦法”でいくべし」 – 小笹芳央×坂本幸蔵×麻野耕司

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若手ビジネスパーソンが「ズバ抜けた結果」を出すために必要なことは?

 

麻野:最近僕が企業の人事の方々、経営者の方々の悩みとしてよく聞くのが、若手のメンバーが「消極的」だということです。

 

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失敗することを恐れてなかなか挑戦しないということだったり、人に怒られることを気にしたり、人からどう思われるか、人の目を気にして思ったことを発言しないとか、本当によく言われます。そんな若手のビジネスパーソンが「ズバ抜けた結果」を出すためにこんなことを気にした方がいいとか、そんなお話をお伺いできたらと思いますがいかがでしょうか?

 

坂本:一言でいうと失敗した方がいいと思います。失敗しないと自分は何ができないとか、どういうことができるのかわからないままなので、失敗することをどんどんどんどん選択した方がいいかなと思います。

 

僕がよくメンバーに言うんですけど、「選択」と「決断」は違うよと。

 

「選択」って確定要素の中でAかBか選ぶことであって、「決断」というのは不確定要素の中でAかBを選ばなきゃいけない。そして選んだAを未来の3年か5年かわからないですけど、そのタイミングで正しかったんだと証明することが「決断」だと思います。

 

しかし多くの人が、考えて考えて考えて、そして結局決断をできない。

 

人間が生きている日にちを計算すると30000日しかなくて、今僕は32歳なんで10000日消化していますと。目の前にろうそくが30000本あって、10000本が消えていますと。今日も一本消しますと。となってきたときにやるかやらないかっていうことを考えること自体不毛だなと思っているんです。

 

一度決めたら正しかったとみんなに言ってもらえるようにするべきかなと。僕自身はいつもそう思ってます。いまだにたくさん失敗もしますし。

 

麻野:坂本さんありがとうございます

 

「ノーガード戦法」で自分をどんどん進化させていく

 

麻野:小笹さんは如何でしょう?

 

小笹:失敗を恐れるとか、チャレンジしないっていうのは、ボクシングで言うとめちゃくちゃガードをかたくしていることだと思うんですよ。僕がおすすめしているのは、「ノーガード戦法」で行けというものです。

 

これはどういうことかというと、傷つきたくない人は確固たる自分があるんだという前提があるんですね。その自分を守らなければならないとか、傷つくようなところには手を出さないとかそうなっちゃうわけです。

 

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でも実際は、自分っていうものはこれから創られていくものだと思っていて、いろんなことやって経験してぷー太郎して、仕事で結果出したり失敗したりして。それも含めてこれから自分が10年20年かけて作られていくんだという風に置くのか、既に自分というものがあって、それにあった仕事をしたい、それにあった人とだけ付き合うのか。

 

これは非常に大きな前提の違いというものがあって、僕はやはり自分は創られていくんだよと思っています。

 

僕は若い頃にやったリクルートという会社の業務を通じて小笹という人間は作られたと思っておりますし、今は自分の会社の業務やお客さんやいろんな経験を通じて、まだまだ自分をつくっています。不可能なものはないと。

 

坂本:小笹さんに一つお聞きしたいのですが、自分を創っていく、すごくいいキーワードだと思っていて、それを創るために意識されていることとかってあります?

 

小笹:先ほど言った、「ノーガード戦法」ということは、知らんことは知らん、すんません教えてくださいとかね。本当に恥かいてもいいし、後々プラスになることなんで、素直にわからないことを経験のある人に聞くとかぶつけていくとか。そんなことが大事なのかなと思います。

 

坂本:ノーガードを経験するには、環境を自分で作らないといけないじゃないですか。なので、こういう人と会う時間を増やした方がいいんじゃないかなと思います。

 

僕自身もよく今日も飲みに行かせていただいている方々いるんですけど、やっぱり自分がすごく尊敬している方々で、そんなノーガードでいっちゃうみたいな話を聞けたりもするんですよ。

 

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それを聞くたびに思うのが、俺まだまだいけるなという風に思えたり、そんな戦い方もあるんだと感じられることがあって。誰かに褒められるからそれを選択するというのをやめて、いい大学に入って良かったねとか、いい企業に入ってよかったねとか、そんなのやめて、ノーガードでも一緒に経験、切磋琢磨し合える、仲間や環境が僕は重要なんじゃないかなと思っています。

 

そんなのどんどん僕よりも若い人たちが中心となってやってもらえると日本全体が良くなるんじゃないかなと。

 

麻野:なんかちょっと締まりそうな感じに。若い方々へのメッセージとして、ノーガードで打ち合ってその打たれた傷が自分らしさだなんて、素敵だな、いいなと思いました。

 

ノーガードでノックダウンしても大丈夫な環境をつくる

 

小笹:ノーガードになる、あるいはならざるをえない時に自分の世界観が変わる。世界っていうのはつまり、時間と空間なので、ここしか見ていなかったけど、ここまで見た上でどうなんだろうとか、今しか見ていなかったけど、10年100年、1億年後のことを考えたらどうなんだ。そこが変わる時が一番傷つくかもしれないけれど、成長する機会なんだなと、今の話を聞いて思いました。

 

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坂本:やっぱり人って強烈な経験をしてそこで感じて伸びていくのかなと思っています。なので僕ができること感じたことを伝えるっていう話でいくと、若い時からそういう経験をさせてあげないといけないなと思っているんです。

 

例えば、新卒が入社して18日目にいきなりインドネシアに行って来いということをやりました。その後インドネシア支社の立ち上げをやって1年半ぐらいたっているんですけど、それなりに業績も伸びていて、結果もでてきています。やっぱりその環境を自らとりに行くのもそうですけど、どんどんどんどんこちらから提供することも重要だなと思っています。

 

今日皆さんのお話を聞いてて思ったんですけど、すべからく辛い経験を経て、ノーガードで一回倒れてもいいと思うんですよ。ノックダウンしてもいいと思っていて、僕たぶんノックダウンしてるんですけど、それぐらいでたぶん自分の価値観が壊れるくらい何か次をやってみようと思ったりするのかなと思っていて、そういうのはここにいる方々もそうですし、僕たちが体現していくことで何か変わっていくんじゃないかなと思っています。

 

麻野:坂本さん、お話ありがとうございます。

 

坂本:もちろんノーガードになりすぎると危ないかもしれないですけどね(笑)。死なないようにはした方がいいかもしれないですね。僕ちょっとノーガードが過ぎました。

 

麻野:お酒を飲むときもうちょっとガードしてほしいですね(笑)。

 

「ズバ抜けた結果」を出す人材を育てるために必要なこととは?

 

麻野:今日は経営者の方々やビジネスリーダーの方々も来ていらっしゃるんで、どうすれば自分自身が突き抜けた行動を、突き抜けた結果を出すために、行動とか情熱とかモチベーションとかを掻き立てるだけではなくて、経営者・リーダーの立場から、こういう人の情熱を引き出すとか、モチベーションを高めるとか、成果を出せる人材を育てるとか、そんな皆さんなりのポイントがあればお伺いしたいなと思うんですけども。いかがでしょうか?

 

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坂本:僕の場合はすごく意識しているのが、Will/Can/Mustかなと思います。やっぱり自分の中で、「自分がやりたい」っていうものってすごいエネルギーになるんで、たぶんあきらめない、やりきる意識マインドができるんじゃないかなと思います。

 

でCanっていうのは、自分ができること、これを拡大しないと成長につながらないと思っているので、そこもちゃんとしっかり摺合せしましょうと。Must、このやらなきゃいけないことから目を背ける人がいてですね、何かがうまくいかないとMustが違ってたみたいな話になってしまうんで、この3つをちゃんと理解した上で、エンパワーメントするのかTeachingして教えるのかっていうのを心掛けてやったりしてます。

 

この3つがバランスしてはじめて人のモチベーションを高く維持できるのかなと思っています。

 

麻野:ありがとうございます。小笹さんどうですか?

 

小笹:昨日知り合いの経営者の会社が決算発表だったんですけど、その会社は幼稚園とか保育園に体育の先生を派遣していて700箇所くらい派遣しているのかな、もう上場もしている会社ですよ。幼稚園児1人1人がもちろんちゃんとした体育の先生がついているんだけど、全員が逆立ち歩きをできるようになるし、全員が跳び箱8段とべる。

 

全員ができます、絶対できます。たまに手に障がいがあるお子さんに対しても運動やらなくていいよという態度はとらない。絶対できるからと期待してやる。それでぶれないんですその経営者は。だからこそ日本最大級の幼児教育のところでやってるんです。

 

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本当その方と話しているといつも社員に対しても絶対できるようになるから、期待をしてあげようこっちがぶれないでいよう思うんです。ちょっとこいつ無理かなと思った瞬間伝わるし無理なんです。

 

信じ切って期待し続けててあげることが、大事なのかなと。そういう子供の教育の世界から学ぶことはありますけどね。

 

麻野:小笹さん、ありがとうございます。ちなみに坂本さん、さっき新卒に海外支社の責任者を任せる、なかなかできないことだと思うんですけど、そういうときはどういうことを考えるべきなんですか?

 

坂本:僕の場合は当時、「任せるんですよ」という度に他の経営者の方から馬鹿じゃないと結構言われたんですけど、僕の中で2つ思いがあったんです。

 

1つは「情熱」があるかどうか。僕は事業ってあきらめた瞬間に終わりだと思っていて、諦めなければ何か活路が見えてくるというのがあると思っていています。そこをやっぱり意識できるか、やりきるかどうかって簡単なことのように思えるんですけど、実はそうじゃなくてめちゃめちゃ苦しくて、もう切なくて、感情を言い表しにくいんですけど、それでもやってくれると思える人には自分がやっても無理だったろうって思える、そこが結構重要なので、任せるというのは「情熱」を意識しています。

 

もう1つは、死んでしまったら意味がないので、リスクヘッジはとっていて、自分のリスクの取れる範囲内であればリスクではないと思っています。その範囲を決めてあとは「宜しくな」っていう期待を全力で伝えて静観するという感じです。

 

もちろん僕も失敗してきてですね、任せたはいいけど結局耐え切れずに辞めちゃったみたいなのもあって、その人に感じるのは自分が本当に申し訳ないみたいなものです。

 

話は戻りますが、この2つの繰り返しなのかなと思っています。ここにいる経営者の方は僕よりも素晴らしい方々なので、そういうことを繰り返しやられているのではないかなと、情熱とリスクヘッジをしっかり考える。

 

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麻野:失敗しても死なない範囲を、そういう器を作るのが経営者の仕事なんですかね。

 

坂本:その通りだと思います。死んでしまったら終わりなので。死なない限りは全部かすり傷です(笑)。

 

麻野:その落差結構あるんですね。わかりました。ありがとうございます。小笹さん、さっきおっしゃられていた「人の期待が人を変える」というお話、そうなんだろうなと思いました。

 

小笹:結局誰に何を任せるのかという組み合わせですね。この人にこれを任せるっていうのが、賭けになっているかどうかですね。

 

誰に何を任せるかっていう部分においては、経営者がたくさん賭けている。全部賭けているという状態が組織においてはいい状態。賭けてない経営者っていうのは、何かあったら全部おれがやるわっていうし、任せられるレベルもすごく低くなっちゃうので、やっぱり賭けの要素をそこで作るぐらいの任せ方が大事かなと思います。

 

麻野:ではメンバーとしても見えない未来に賭ける。自分に賭ける。経営者としてもリーダーとしてもメンバーに賭ける。ということが凄く大事ということですね。ありがとうございます。

 

「ズバ抜けた結果」を出す人の行動習慣とは?

 

麻野:時間も迫ってきたんですけれども、最後に今日ご来場のみなさんにメッセージとして「ズバ抜けた結果」を出すためにというテーマについて思い思いしゃべり残したこと、こんなの後でしゃべりたかったといわれるのもイヤやなと思うんで、好きなことをしゃべってもらえればと思います。

 

小笹:最近の人ってなんかね、一個一個の行動とか仕事に意味を問いすぎる気がするんですよ。子供のときっておギャーって生まれてから、言葉を覚えていくでしょ、一番最初に。

 

学習の一番最初の体験って言葉だと思うんですけど、その言葉を覚えたらどんな得があるか損があるかということは、問わなかったと思うんですよね。自然に身に着けてゆく。

 

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さっきの幼児教育のところもね、子供たちが「なんで逆立ちせなあかんねん!」とかって言わないですよね。皆がやるし、やった方がいいよと言われて、君絶対できるからって言われて、そこに意味はないんですよ。でもやれるようになってく。

 

そういう意味では大人になって、高学歴でかしこい人ほどね、一個一個意味を問いすぎるからチャレンジできない、行動に移せないということがあるんですね。

 

今振り返れば何の意味があったのかなと思う仕事もたくさんやってきましたけど、特に下積みの頃はね。でも最後はそれがすべて自分の血肉化していくんですね。なんか時には思い切って意味を問う装置を外して目の前の期待に応えるとか目の前の仕事を頑張るとか、そういう期間があってもいいのかなと。そうすれば未来が明るいのかなと思います。

 

坂本:本当に今日は皆さんお集まりいただきありがとうございます。僕自身がこの本を書こうと思ったのも本当はまだまだ自分自身結果なんて出ていないですし、突き抜けてもないと思っていて。…すみません、出版社の方にも来ていただいたにも関わらず。

 

ただ出版社の担当者の方から「ひとりでも多くの方に気づいて行動してくれたらいいんじゃないですか」というお話をいただいて、まさにその通りだなと思ったんです。この本の結論にもなってしまうんですが、結局行動しなければ何もないですよという話です。

 

痛い思いも辛い思いも生きていればあると思うんですよね。人と関われば辛い思いも悲しみもありますし、逆に幸せだなーと思うタイミングもあると思いますし、楽しいなって思うこともあると思います。

 

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他人の物差しで自分の人生を決めてほしくないなっていう、自分の人生を自分の物差しで決めて、その中で自分の物差しの中で暴れまわってもらって、なんか失敗したら失敗したよって泣きじゃくっていいと思うんですよね。

 

僕もたくさん痛い思いをしてきて、このようにみなさんと出会うことができました。なので誰かが決断の後押しをしてくれるからじゃなくてですね、自分で選んで自分で強くなって自分でそれを理解して社会にそれを返してほしいなと思います。

 

してもらった恩を後世に返す恩送りをしっかりやってもらいたいなって思います。ぜひ行動することをやってみて、いい自分の人生をいい社会を創っていけたらなと思います。

 

麻野: 今日はみなさんご清聴ありがとうございました。

 

>>【前偏】「”やった後悔”よりも”やらなかった後悔”の方が痛みが大きい」 – 小笹芳央×坂本幸蔵×麻野耕司

 

※今回のトークセッションのテーマとなっている『「ズバ抜けた結果」を出す人の行動習慣』については、Amazonおよび全国の書店にて絶賛販売中です。

 

「ズバ抜けた結果」を出す人の行動習慣 のコピー

 

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