コラム

「思考すること」と「知識を取り出すこと」の違い

2016-01-14

丹羽 歩

WRITER:

丹羽 歩

みなさん、こんにちは。
メディア事業部のマネージャーをしています、Niwaと申します。

今回は、ちょっと昔のものですが、有名ブロガーであるちきりんさんの
「自分のアタマで考えよう」という本を紹介します。


(参考:http://www.amazon.co.jp/dp/4478017034 )

大学の入試で求められるスキルとは

本書は、一流と呼ばれる大学に在籍している/していた方は特に活用することが多いと思います。

一流と呼ばれる大学の学生は知識をつけることと、
その知識を適当なタイミングで引き出すのが上手です。

頭がいいといわれる人であればあるほど
少ない知識に対して、上手にテコを利かせて入試や面接をクリアします。
入試は決められた出題範囲の中で 今までに得た知識を、
大学ごとに見た目を変えた設問により 学生が正しく取り出せるかを問うテストです。

入試は「過去」を問うものであり 本書で書かれているような、
学生に「未来」を思考させるものではありません。

「思考する」ことと「知識を取り出す」ことの違い

入試対策により磨かれるのは、冒頭にも書いた通り得た知識を
しかるべきタイミングで口頭・筆記にて取り出す技術です。
その過程を上手にこなして社会の一員となった人たちの一部はちきりんさんのように壁にぶつかります。

”社会人になった最初のころ、上司から「考えが浅い!」「もっとよく考えろ!」と何度も叱られました。そしてそのたびに「考えろ、考えろって言うけど、これ以上、どうやって考えればいいのよ!?」と心の底で叫んでいました。”
(『自分のアタマで考えよう』 引用)

上司や先輩と触れることによって、自分が考えているのではなく、
ただ知識を取り出そうとしていることに気が付くのです。

この壁にぶつかる人たちは非常に幸運だと思います。
「知識を引き出すこと」「思考すること」は別物です。
「思考する」ということは、知識を取り出すことではなく、
むしろ知識をいったん切り離すことが求められると指摘してくれており、
ちきりんさんは本書で、思考の仕方をナビゲートしてくれます。

かくいう私も、自分の考えていなさに気づき 読了後まず、
本書に書かれていた1日のうちの「考えている時間」を意識するようになりました。

みなさんも「考えている時間」を意識してみてください。
結構少なくてびっくりするかもしれません。